眠りの底に沈むおまえの
閉ざされた瞳の奥に驚異の少女性を見ている
ベッドルームで俺たちはアイスコーヒーを飲み
グラスのくつろぐ枕元でひとことふたこと話し
或いは 共通の利害関係の元で
異なる快楽を共有する

寝室の熱い大気に星はなく
暗闇とも閃光ともつかぬ囁きの妙な霧が立ちこめる
そして
吐息は甘美なメロディー

触れ合うことの魔法
けれど存在を越えたいときもある
そんなとき
二人は眠りに落ち
無意識を共有する

おまえ
おまえは楽園と現実の狭間をさまよい
そして 手に入れるだろう