おわりに
 高校を出てからまとめた作品集はこれが2冊目である。1冊目の《A to Z》は中に高校時代の作品も混ざっていたが、《再来》は収録作品すべてが高校以降のものだし、しかも僕としては初のコンセプト的詩集である点で意義深く感じている。《鳥の鳴く国》に次いで公にした理由はそんなところからきている。
 近況。僕は今、抒情詩にとどめをさすべく抒情詩を書こうとしている。

P.S.1
 ポストリュード9行目「スナークは…」はルイス・キャロル作「スナーク狩り」からの引用。

P.S.2
 おぼえがきを書いた僕は僕の一人であるにすぎない……もうこれからはおぼえがきを書くことはない筈である。作品への《矢印》の排除。

1976年9月某日