古い篩を逃れ
空に聳えるからの殻の中に堕ちてゆこうとするが
見えざる手に捕えられてしまう
「さあ どこへでも行っちまえ!」
病んだ瞳に優しい声が聞える
僕はぼんやり
ボーダー・ラインに繋がれ
辛い日没を待つ